Weekly Ueda Clinic
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2012年7月9日(月)
屋上菜園



降ったり晴れたり梅雨の真っ只中。雨と日光を吸収して緑がどんどんカサを増しています。いつのまにか夏野菜の美味しい季節になっていました。今年も医院の屋上に菜園が作られています。世話をするのはとよ子先生、雨の日は水やりが要らないのでむしろらくとのこと。わたしは収穫が専門、ハサミを持って目を光らせています。今年も出だし好調なのがナスビです。屋上は当然のことながら日当たり良好、風通しが良く害虫も少ないのできれいなナスが数多く採れます。ヘチマに大葉にスイカ、世話をする人は大変そうですが、観察と収穫は気楽なもの。毎日その生育がたのしみです。

2012年7月2日(月)
二階のネコ達 近況



梅雨に入って曇り空が続きますが、日差しが戻ると気温は一気に上がります。

この春にはぶち猫の「かめちゃん」が闘病の甲斐なく昇天し、現在二階のネコは3匹。
猫たちは今、毛の生え換わりに時期を迎えています。盛んに足で体を掻いたり舐めたり毛繕いに余念がありません。ボリボリと掻くたびにバサバサと毛が抜け、二階の廊下の隅には掃除しても掃除してもすぐに毛玉がたまります。
暑い時間帯は各自お気に入りの風通しのいい場所でじっとお昼寝。コンちゃんはテーブルの上がお気に入り。板の感触がひんやりとして気持ちよさそうです。
まるで動いてエネルギーをロスしないように節電しているかのようです。

2012年6月25日(月)
銭湯



このところ何度か自宅の給湯機が故障し銭湯に行く機会がありました。久しぶりの銭湯になぜか行く前はうきうきしてしまいます。のれんをくぐるとそこには昔なつかしい昭和の世界が待ち受けていました。木の下駄箱に木製のキー。番台を過ぎるとまた年季の入ったロッカー。洗い場にはお湯と水が別々の蛇口がならんでいます。ジェット風呂にサウナ風呂などひととおり試してみたい衝動にかられます。あったまって出てくると目の前にはコーヒー牛乳やビールがならび、ふと眼を上げるとプロ野球中継の真っ最中。たまにはレトロな雰囲気ののんびり銭湯もいいものでしたが、大人一人410円の値段だけは昭和から平成に移り変わっていました。

2012年6月18日(月)
椋鳥(ムクドリ)



鴨川を散歩していると黄色いくちばしの鳥をよく見かけます。。川辺の虫などをさかんについばんでいます。この椋鳥は雀の仲間、あまり警戒心がないのかよく言えば人なつっこいのか近くまで寄ってきます。。街中でもよく見かけます。どうやら人に近づくことで天敵に襲われにくくしている、なかなかしたたかです。でも増えすぎると例にもれずトラブルが発生します。群れを作る習性が玉にきず。椋鳥の集まる街路樹はけたたましい鳴き声にたくさんの糞。かつて汚物の直撃を受けた苦い思い出もあります。河原でちらほら見かけるくらいがちょうど良さそうです。

2012年6月11日(月)
鹿害



鹿は奈良の都では「神の使い」とされ大事に扱われてきました。物語でバンビは守るべき弱い存在です。しかしこのところの日本では少し状況が違うようです。かつての天敵、日本オオカミは絶滅。もうひとつの天敵、人間は高齢化が進んだからか鹿は増える一方のようです。増えすぎると摩擦も増えます。写真は京都の鴨川で見かけた鹿。ゴルフの練習場でもゴルファーをあざ笑うかのようにのんびり草をはむ鹿をよく見かけます。でも笑ってすまされない農作物や、天然の貴重な植物の被害は深刻です。森の下草は食べつくされ残っているのは毒草だけというところも少なくないと聞きます。対策を始めた地域では鹿の肉を商品にする取り組みがされているようです。人間も増えすぎて自然との摩擦は絶えませんが法律で少しは取り締まれます。同様に増えすぎてしまった鹿は自然を守るためにも人間がコントロールしないといけないようです。

2012年6月4日(月)
新車



最近、スタイリシュな自転車で街を駆け抜ける人をよく見かけます。運転をしているとヒヤリとすることもありますがエコの観点からは望ましいこと。これまではディスカウントショップで買った自転車を10年以上愛用していました。よく働いてくれていた自転車もチェーンがしょっちゅう外れたり故障がちになりました。そこで購入したのが写真のちょっとカラフルな自転車。大きなかごに泥除けもついて見た目はおとなしそうです。ところが乗ってみると軽い車体にかちっとした作り、スルスルと走り始め気がつけば相当にスピードもでています。小気味よく切り替わるギアを操ればちょっとした坂道もへっちゃら。見た目はわからないポテンシャルを秘めているところが気に入っています。これで行動範囲は広がり、あちこち写真を撮り出かけたいと思っています。


2012年5月28日(月)
ヒナの季節



このところトキやコウノトリの雛の成長や巣立ちのニュースがさかんに流れています。身近な鴨川でもヒナの季節が始まっていました。先日、丸太町橋を少し下ったところで親ガモについているコガモを発見。哺乳類ではないので小さくても自分で懸命に食べ物を探しています。親ガモはのんびりしているように見えますがコガモは人間の子供と同じでちょこまか。悪く言えば落ち着きがありません。何をするのも夢中で親から少しでも離れると大急ぎでもどってきます。水滴をふるい落とすしぐさは親と同じですが小さな子ガモがするとユーモラスに見えます。その姿はあきることがありませんでした。でも自然界は危険がいっぱい。上空にはカラスやトンビが旋回し、河原では大きな青大将も見かけます。ニュースになることはないコガモですが無事に巣立ってほしいものです。

2012年5月21日(月)
オニガワラ



先日、鴨川の河原で「今日もカラスがよく鳴くなと」と空を見上げ面白いものを見つけました。先斗町の歌舞練場の屋根に睨みをきかす鬼瓦。よく見かける沖縄のシーサーに似たコワモテの鬼瓦とは少し違います。調べてみるとこの瓦、蘭陵王と言う中国南北朝時代の皇族がモデルとのこと。知りませんでしたが、この人物は勇猛ながらも大変な美貌で悲劇的な最期を遂げたことから様々な物語や芝居に描かれているそうです。今風に言えば「イケメン」、歴史的な美貌の持ち主がモデルとは想像できませんでしたが愛嬌もただよい花街に今日もにらみをきかせています。

2012年5月14日(月)
シロツメクサ



花が次々に咲き、目移りするこの季節、御所でシロツメクサの群落を見つけました。広場や河原で皆に踏みつけられてばかりいるこの雑草。原産はヨーロッパ、幕末に荷物の中の詰め物、クッションとしてやってきたそうです。詰め物なのでツメクサ。クローバはこのシロツメクサの葉。だれもが幸運をもとめて暗くなるまで四葉を探したことがあるでしょう。たくましく咲く白い花、その歴史を知ってより愛おしく感じました。

2012年5月7日(月)
ハナミズキ



最後まで咲いていた八重桜も花を落とし、山は鮮やかな緑一色になるこの時期、街路樹として植えられている
ハナミズキが花をつけます。京都市役所前にひときわ鮮やかな花をつけている木を見つけました。いかにも和風のこの木の名前、実はアメリカ原産とのこと。
アメリカでも桜が受け入れられていると聞きますが、日本でもハナミズキは今や季節の風物詩。これからひと月以上私たちの目をなごましてくれます。

2012年5月1日(火)
足元の春



桜の花見の喧騒もようやく落ち着き、緑が日に日に鮮やかさを増しています。

ふと足元を見ると黄色いタンポポたちが太陽の方を向いて背伸びをしていました。このタンポポその姿で私たちを楽しませてくれるだけではなく食べることができるそうです。花や茎はサラダとして使われ、独特の苦みがいいとか。根を乾燥させて焙煎させたタンポポコーヒーなる飲み物もあるとのこと。戦時中にはコーヒーの代用品として本当に飲まれたいたそうです。食べ物に関しては保守的な私は花を眺めて一枚写真を撮らせていただくだけにしました。

2012年4月23日(月)
ツバメ



山の緑が徐々に濃くなり、虫たちが飛び交うようになりました。しばらく前から素早く地面近くを飛ぶツバメを見かけるようになりました。

昨年は医院に作った巣で猫に見守られながら子育てをしたツバメ。日々成長する雛の姿を楽しませてもらいました。今年も前の電線にとまって何度か昨年の巣の中に入りその居心地を確かめていたようですが飛び去ってしまいました。
もっと北の地方へ向かう途中にちょっと休憩しただけだったのか、これから別のツバメが来てくれるのかわかりません。誕生の季節は色々と気を揉みます。
上の写真は昨年のもの、今年もこんな光景が見たいものです。

2012年4月16日(月)
桜ウィーク




京都の桜の名所と言えば高瀬川沿いに岡崎の疏水。哲学の道に鴨川や高野川。

運河や治水で作られた場所が多いようです。桜は水辺や白壁によく映えるからこそ名所になっているのでしょう。
島本町も水無瀬川沿いや住宅街を走る用水路などあちこちに桜が植えられています。田畑が住宅地に変わっていった時代に植樹された若木が大きく成長し今も人々の目を楽しませてくれています。
週の初めにソメイヨシノが一斉に咲き、週末には桜吹雪。心落ち着かない一週間でしたがたくさんいい写真が撮れました。

2012年4月9日(月)
水族館



山に囲まれた盆地の京都に水族館が建てられました。このエコの時代に多大なエネルギーを消費する施設が要るのかと思っていましたが、家族に促され開業早々に訪れることになりました。比較的コンパクトな館内は、春休み中ということもあって子供たちの笑顔や歓声であふれかえっていました。イルカショーは変わり映えしませんでしたが、工夫を凝らされた水槽ではペンギンが空を飛び、目の前を泳ぐアザラシは迫力満点でした。有名な旭川の旭山動物園にも遜色ないほど。水槽の魚は京都の川魚や丹後の海のものが中心、生け簀のようで思わず「美味しそう」と第一声が出てしまったところもありました。旭川まで行く必要がなくなったのはエコになるかもと一人納得していました。

2012年4月2日(月)
メジロ



春の京都御所を歩き回っていると随所にある桜も咲く順番を覚えてきます。開花が遅れている今年、もっとも早く咲く今出川近く近衛邸跡のしだれが先週末ようやく1分咲きになっていました。咲き始めの桜はつぼみの紅と花の白でうっすらピンク色。たくさんの観光客に囲まれている桜の枝の間を淡い緑の羽に白い目の小鳥が飛び交っていました。その名も目の白いメジロ、梅や桜の蜜が大好物だとのこと。いち早く花をつける木を覚えているのでしょうか、待ちわびていたようにせわしく羽を動かしては花から花へ飛び去ります。数多くシャッターを切ってようやく動きの速いその姿を捕らえることができました。

2012年3月26日(月)
雪柳



街のあちこちで淡い緑のベビーリーフを見かけるようになりました。モノトーンから色がはじける季節へゆっくり移ろっています。梅の花に続き桃が、そして桜へと落ち着かない日々が近づいていますが足元でも静かに春を迎えているのが雪柳。河原で生垣として植えられているのを見かけますがいつの間にか細長い枝には新芽がびっしり、陽に当たると緑が燃えるようです。よくよくみると小ぶりな白い花もちらほら咲き始めていました。桜と同じバラ科、風に揺れる枝に花がこぼれるほど付き、花吹雪が見られるのも間もなくです。

2012年3月19日(月)
捨て猫の季節



花が咲き始め、鳥のつがいが追いかけっこをする姿をあちこちで見かけます。先日、医院と教会の合間に「仔猫をすてないでください」という看板がお目見えしました。そう、この時期は猫の出産の季節でもあります。以前毎年のように仔猫が捨てられ、その対応に苦慮したことがありました。まだ目が開かないうちに置きざらしにされた猫を「引き取りに来るよう」張り紙をしても無しのつぶて、そんな仔猫達を飢えさせるには忍びず心痛めました。3年前に捨てられていた黒猫は医院のニ階で「わが世の春」謳歌していますが、今や猫密度は限界。子猫は見ているだけで心和みますが、飼育ルールあってのことです。

2012年3月12日(月)
院内図書



時に診察の待ち時間が長くなることがありご迷惑をおかけしています。待ち時間の間楽しんでいただけるよう院内図書を設置しています。図書の選定は医院のスタッフの独断です。読んで面白かった文庫本、詩集、旅先で見つけた写真集などが主なものですが、昨年は震災でエネルギー問題がクローズアップされたこともあってエコ社会だった江戸時代の本も増えました。最近加わったのは「采配」、中日ドラゴンズの落合監督がプロの哲学を書き下ろした一冊で野球好きの院長が購入しました。女性の関心が高い「スキンケア」の本も加わりました。おしつけがましいですがこれからも院長やスタッフの趣味で本を集めたいと思っています。リクエストも受け付けます。

2012年3月5日(月)
梅林



京都の梅の名所と言えば北野天満宮ですが、気軽に訪れることができる御所の梅林も広々としていて見ごたえがあります。別名「春告げ草」例年2月の中旬には咲き始める梅の花が今年は寒さのせいで遅れているようです。それでも3月に入り白梅に続き紅梅のつぼみがちらほらと開いてきました。梅の木の枝は細くてもごつごつかくかくしていて独特の枝ぶり。丸いつぼみが枝に沿って連なり、可憐な花びらが無骨な枝によく映えます。モノトーンの景色が広がるこの季節、小さな花は宝石のよう。その姿は写真愛好家魂をゆさぶります。万葉の頃は「花見」と言えば桜ではなく梅を見ることだったそうです。昔の人は寒さにも強かったのかななどと古に思いを馳せたりしているうちにせわしい春本番は迫ってきているようです。

2012年2月27日(月)
アニマルセラピー



寒さが厳しい日とちょっとましな日の繰り返しが続きましたが2月も下旬になり暖かいと感じる日もでてきました。流行っている風邪で混み合った診療を終え、医院の二階にあがると猫たちが窓際でのんびりひなたぼっこをしていました。たびたびコラムに登場する猫たち。寒い日はストーブの前に陣取り、暖かくなると日光を浴びながら昼寝。その姿にはあきれるというか逆に癒されてしまいました。お腹がすいて猫なで声を出せば、天ならぬ食卓からごちそうが降ってくる。猫の周りには人間とは違う時間、空気がながれています。私たちは動物を介した治療、アニマルセラピーをいつの間にか受けていたようです。

2012年2月20日(月)
京雪景色



繰り返しやってくる寒波がついに太平洋側にも雪を積もらせた先週の金曜日。朝カーテンをあけると一面の銀世界にこころ躍らせました。さっそく購入したばかりのカメラを持って装いを変えた街を撮影。見慣れた風景も新鮮です。鴨川を撮影しているとちょうど朝日が射してきて雪がきらきらと舞い光りに包まれたよう。夢中でシャッターをきりました。購入したばかりのカメラは防水機能が付き雪の中でも濡れることを気にせず撮ることができました。これからも撮影のフィールドを広げてくれそうです。



2012年2月13日(月)
クラッシュ

このコラムの写真にも活躍してくれていたカメラが先日壊れてしまいました。ポケットに入るコンパクトサイズでどこへ行くにも一緒、10年近くを共に過ごした思いでいっぱいの一台です。当日も久しぶりのスケートにお伴していました。スケートは止まるのが難しいところ、かっこよくブレーキ!次の瞬間リンクにたたきつけられていました。体は反射的に受け身をとっていたのか無傷でしたがしばらくしてポケットに入れていたカメラを取り出し電源を入れても反応がありません。あとで修理できるかもとドライバーで蓋をあけてみましたが、中はICチップや顕微鏡が要りそうな基盤がビッシリ、開けてすぐに閉じました。生き物も機械もいつかは最後がくるもの、残念でしたがどうしようもありません。あきらめがついたら、次は落ちても壊れないタフな機種をなどとまた欲が頭をもたげてきました。最後にカメラの遺作を見てやってください。京都の街角で見かけた早咲きの桜です。


2012年2月6日(月)
水仙




冬型の気圧配置でシベリアからの寒風が強まる日が多いこの時期。山も里もモノトーンですが、寒さの厳しいこのころに花をつけるのが水仙です。先日、街中で石垣の上の狭い場所で水仙を見かけました。福井県の県花ともなっていますが私のイメージの中では崖に群生し強い季節風にさらされながらもけなげに咲き続ける可憐な花といったところです。葉がニラに似ているからその仲間かと思って調べてみたら、水仙は毒を持っていてニラと間違って食べられる事故があるそうです。私も危ないところでした。原産地は地中海沿岸、遠くシルクロードを通ってきたようです。中国からは海をわたり球根が流れ着き自生したとの説もあるそうです。なるほど海辺の崖に多いのはそのせいだったのかと納得でした。

2012年1月30日(月)
大雪



京都大阪も寒い日が続いていますが、日本海側の各地からは大雪のニュースが連日届いています。京都育ちの私は子供のころ底冷えに震えながらどうせ寒いなら雪が積もってほしいと思ったものでした。大学は雪国の越前。初めての冬は雪を心待ちにしていました。実際に雪が降り積もった朝、すべてが白い衣をまとい、音まで雪に吸い込まれ別世界の面持ちに心おどらせたものでした。しかし、必要に迫られ自動車の運転を始めると雪は難物に様変わりです。雪の朝車に乗り込み車庫から道路に出るまでが一苦労。道に出ても車がまっすぐ走り、きっちりと待ってくれるかと神経をすりへらします。狭い道で対向車とすれ違う時は緊張の一瞬。スピードをおとし無事にすれ違うたびにホッとします。雪は今でも嫌いではありませんが、のんびり眺めているだけ、スキー場にだけあるのがいいかもと思います。

2012年1月23日(月)
駅伝の舞台裏




寒さがピークを迎えるこの時期、毎週のように各地で駅伝大会が催されています。テレビのスイッチを何気なく入れて駅伝がやっているとついつい夢中になり最後まで見てしまいます。先日、競技場で都道府県対抗の駅伝のスタートを見る機会がありました。テレビでは先頭のランナーと先導のバイクの映像がほとんどを占めていますが、舞台裏は実に大がかりなものでした。まず単独のマラソンではないのでタスキをつなぐ大勢の選手がいます。開会式が終わると選手たちはバスに乗り込んで各中継所へ向かいます。そのための何台もの大型バスがずらりと並ぶ様子だけでも壮観です。選手と一緒に走る多数の車両もスタートを前に集合、上空には中継用のヘリが旋回をしスタンバイ、緊張感が高まります。競技場のトラックや外で整備するスタッフもびっくりするほど大勢。街中ではそれを何十倍も上回る人数のスタッフが長いコースや中継所で様々な役割をになっています。沿道には切れ目なく応援をする市民。駅伝は意識の高い街の人々に支えられたお祭りであり、伝統文化でもあることがよくわかりました。なるほど、どこでも開催できるものではない京都ならではということも納得できました。

2012年1月16日(月)
冬将軍のいたずら




冬の季節風が吹きすさんだ寒い日の翌朝、うっすらと積もった雪が変わった光景を見せてくれました。京都の北は宝が池。早朝に地面に積もった雪は消え、木の枝にわずかに残った雪が陽に光る様はまるで満開の花。見上げると雲の合間に雪化粧の比叡。その比叡が映る水面を鴨がさざ波を立て遊ぶ。冬は一瞬おもしろい景色を見せてくれましたが、しばらくして同じ場所に戻ってくると花はすでに夢散し元の枯れ木がたたずんでいました。

2012年1月11日(水)
冬景色

三が日が明けてからも何となく休み気分が抜けなかったのはどうやら7日からの連休のため。この休みを利用して真冬の福井県を訪れました。勝山市のスキー場に出かけた日は朝からうす曇りの厳しい寒さ。でもそのおかげでうっすら積もった新雪はサラサラのパウダースノーでした。一年ぶりの滑走もコンディションに助けられ快適そのもの。標高1200メートルほどの山頂からは朝方には山々の合間に雲海が幻想的な風景をひろげ、山頂近くの木々は枝に真っ白な衣をまとい青空に一層映えていました。




冬山登山は素人には危険ですが、スキー場ならリフトがあっという間に天空に引き上げてくれます。この時期ならではの最高の景色を見れたこと今年は幸先が良さそうです。

2012年1月4日(水)
大阪ミナミ散歩



比較的穏やかな天候に恵まれた三が日。大阪のミナミを歩く機会がありました。以前天王寺区の病院に勤務していた時にも遠くからしか眺めたことがなかった通天閣。周りには串カツ屋が軒を連ねおいしそうな匂いで客をさそっています。狭い商店街にはドラマでおなじみの将棋や囲碁を囲む姿も見られました。難波の花月には他では手に入らないキャラクターの土産物。おなじみの道頓堀には巨大なネオン看板とセールスに熱を帯びるのお兄さんたち。人波が押し寄せエネルギーが渦巻いてるようなエリアを眺めてると「この国ほんまに不景気なんかいな」とこちらも元気を貰えたようです。阪急沿線に住んでいるとなかなか訪れることはありませんが、洗練されたキタと昔ながらのミナミ。京都の田舎に住んでいる者にとって冒険心をくすぐられた一日でした。

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